浴室リフォーム費用が安く済む秘訣…洗面所との同時リフォームにアリ

浴室リフォームに限らず、みな誰しもが考える「賢く安くコストを抑えたい」という気持ち！当然ありますよね。

特に浴室リフォームとなると、金額も数十万からグレードを高めると100万円を超える規模も充分考えられます。このような高額な買い物だからこそしっかりと金銭面において向き合わなくてはなりません。

しかしながら、ただ単に安さだけを追い求めると、品質の低下や手抜き工事などのリスクも高まります。もうこれは、現場の人間が言うので断言します！！！

金額が安いのには当然それなりの理由があり、現場の人間が考える一番わかりやすいコスト削減の方法として、「原材料費の抑制やスキル不足の職人手配」といった、完成した浴室の出来に直結してしまう理由が考えられます。ですのであまり無茶な値下げ交渉をしても、結果としてその代償をお客様自身が背負わなくてはならなくなってしまう！なんてことも。

考え方を少し、変えてみましょう。ポイントは「賢く安くコストを抑えたい」という点です。そう、賢く。

こんな方法があるんです！

浴室リフォームのコストを無理なく賢く抑える方法をお教えします！本当にこれは皆さん覚えておいてください！

じつは、浴室リフォームの際によく「ついで相談」される事が多い洗面所のリフォームをうまく活用すれば、その望みきっとかないます！一般的には浴室と隣接する造りになっていることの多い洗面所は、経験上それぞれ同じタイミングでリフォームが行われることも少なくありませんので、この方法はかなり有効です！

実はこの提案、弊社が良くやるんです。経験則ですが、浴室リフォームのご相談をされた方全体の20%近くが洗面所のリフォームも行ってくれます。結果として浴室まわり全般がリフレッシュされ、お客様もすごく喜んでいただけるリフォームプランと感じています！

ここではそんな浴室と洗面所のリフォームに関してまとめてみました。この記事を読み終えていただければ、洗面所リフォームも気になってくるかも…

浴室と洗面所リフォームはセットがお得？

施工業者は基本的に、得意分野があります。それはどの世界でも同じことと思いますが、仮に浴室リフォームと間取り変更リフォームを同時に頼むと、ほぼ間違いなくそれぞれの施工に関して得意な業者が対応するでしょう（道を究めたプロフェッショナルならば尚更）。

野球の世界でも、守備位置が違えば当然そのプレー精度がやや低下するのは理解できますよね。リフォーム・野球という大きなくくりで見た場合でも、浴室リフォームと間取り変更リフォーム、内野と外野・捕手では得意分野が違うのです。

そうなると当然、それぞれの職人さんに対する手当が発生してきます。人件費が2倍になるというイメージですね。

その点、浴室と洗面所に関してはもともとセットでリフォームする機会も多く、浴室リフォームの職人達もスキルとして洗面所リフォームも備わっている場合がほとんどです。その結果、人件費も抑えられ費用も安く済む場合が多いのです。

また、部材の仕入れに関しても同じ原理が言えます。

浴室と洗面所に関する施工部材は取り扱いメーカーがセットでそろえている場合も多く、部材費が高沸する原因によくある仕入れに関して効率よく調達できる、のがその理由です！

洗面所リフォームの費用相場

洗面所リフォームの費用相場（2015年～2017年弊社実績）をまとめてみると、25万円以下で収まる事例が半数以上を占めています。

これは給配水管・床材・壁紙などの交換をせずに、古い洗面台（間口60・75cm）を同じサイズの新しいものに取り替える場合は、10万円以下といった比較的低予算でリフォームできる場合が多いからです。

洗面台交換で標準的なサイズは幅600～750mmが一般的で、間口が大きくなるほど金額がアップしますが、一般的な洗面所リフォームの費用は10万円～25万円、部分的な洗面所リフォーム・修理だと5万円～8万円が相場と言えるでしょう。

予算が上振れする理由は？

一方で、50万円を超える費用になるケースも20％以上ありました。この理由は大きく分けて2つあり、

素材やデザインを自由に選んで組み合わせることができるシステムタイプを選択する
壁や床の傷み具合によっては補修などの費用が追加発生してしまう

これらが原因と言えるでしょう。

システムタイプはユニットタイプに比べ機能性も高く、やはり費用は大幅に高くなってきます。さらに洗面所に多く見られる収納キャビネットを追加で取付けたりする場合も追加費用が発生します。

また、洗面所は湿度が高く湿気も多いので、壁にカビが発生してしまったり、床材も傷みやすい場所です。床下が痛んで補修が必要になったりする場合に、予算が上振れする事も。
施工開始後に発覚して追加請求等されないよう、施工業者にきちんと事前の確認をしてもらう必要がありますが、浴室リフォームを極めたプロの職人ならば当然そのあたりは抜かりなく提案してくるはずです。