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お風呂のリフォームと給湯器は同時に変えた方がいいの?給湯器も一緒に取り換えた方がいいケースと、上手な給湯器の選び方をご紹介します!

お湯をわかすのに欠かせない給湯器。皆さんは、給湯器の替え時をご存知でしょうか?

実際のところ、「給湯器を、お風呂のリフォームと同時に交換してしまおう」と考える人は多いようです。

しかし給湯器の種類にも色々なものがあり、自分ではどれを選べばいいのかわからないという人も。それを知らずに給湯器の交換をしてしまうのはかなりリスクがあります。実は、給湯器は時と場合によって交換すべき時期や種類が異なるのです。

ここからは、給湯器の選び方や、依頼する業者の選び方などを詳しくご紹介していきます!この記事を読めば、給湯器の特徴や、どのような人がお風呂のリフォームと同時に給湯器を取り換えるべきなのかということが理解できることでしょう。

給湯器の取り換えについて

まず、給湯器の取り換えについて知っておきたい概要をご説明します。

1-1. お風呂のリフォームと同時交換は必須ではない

まず前提としてお風呂のリフォームをする時に、必ずしも給湯器も交換しなくてはいけないわけではありません。

給湯器が現役でしっかり動いていれば、交換はせずにお風呂だけリフォームすることも可能です。

ただし、追い炊き機能付きのお風呂へのリフォームや、床暖房を入れる場合のリフォームなど、給湯器の機能そのものを変えるお風呂のリフォームをする際には給湯器も必然的にそれ用のものへ交換しなくてはいけません。

1-2. 給湯器の種類と特徴

続いて給湯器の種類と特徴を見ていきましょう。

1-2-1. ガス給湯器

一般的によく使われているのがガス給湯器です。ガス給湯器は火をおこし、その熱を使って水を温める給湯器です。

蛇口をひねった瞬間に火が付き、瞬間的にお湯をわかすことが出来ます。

またこの給湯器は、本体が比較的コンパクトなのが特徴です。そのため設置場所を問いません。

しかし強い炎を内部で発生させるため、寿命は5~8年と少々短め。

本体価格は5万円~15万円程度で、交換にかかる費用は3~5万円が相場です。

1-2-2. 電気温水器

火を使わず電気でお湯を沸かすのが電気温水器です。電気ケトルのような要領でお湯を作ります。

この給湯器には瞬間式と貯湯式の2種類があり、瞬間式はガス給湯器と同様コンパクトです。

一方、貯湯式作ったお湯をタンクに溜めておくというもの。タンクがある分、置き場所にスペースを取ります。

ちなみに電気温水器の寿命は10年程度。本体価格は9万円~25万円とガス給湯器よりも割高です。工事費は10~15万円が相場といえるでしょう。

1-2-3. エコキュート

エコキュートは電気と大気に含まれる熱を利用してお湯を沸かす給湯器です。このシステムを自然冷媒ヒートポンプシステムと呼びます。

エコキュートは本体で熱を作り、あたためたお湯をタンクに溜めておくので本体がタンクも含め非常に大きいのが特徴です。

寿命は10年~15年と、他の給湯器に比べて長く使えます。一方、本体価格は20万円~50万円前後とかなりお高め。長く使える分、減価償却期間が長くなります。

工事費も15万円前後かかります。

 

それぞれの給湯器のメリット・デメリット

ではそれぞれの給湯器のメリットとデメリットを詳しくご紹介していきます。

2-1. ガス給湯器

ガス給湯器のメリット・デメリットは以下の通りです。

【メリット】

  • 初期コストが抑えられる
  • スペースを取らない
  • 置き場所を自在に変えられる
  • 停電時にも使える

【デメリット】

  • 寿命が短く故障しやすい
  • お湯の温度差が激しい
  • ガスを使うのでCO2を排出する
  • 稼働音がうるさく感じる場合もある

2-2. 電気温水器

電気温水器のメリット・デメリットは以下の通りです。

【メリット】

  • 電気だけで稼働できる
  • ライフラインを一本化できる
  • 瞬間式ならスペースを取らない
  • 貯湯式なら断水時に水が使える
  • 環境にやさしい

【デメリット】

  • ガス給湯器よりも初期費用がかかる
  • 電気代が高くなる場合もある
  • 湯切れのリスクがある
  • 水圧が弱くなりがち

2-3. エコキュート

エコキュートのメリット・デメリットは以下の通りです。

【メリット】

  • 電気と大気熱だけで稼働できる
  • 電気温水器よりもさらに節約が可能(ランニングコストが3分の1)
  • 停電時、断水時もお湯を一定時間使える
  • 環境にやさしい
  • 稼働音が静か
  • 水温が安定している

【デメリット】

  • スペースを取る
  • 初期費用が高い
  • 工事が大掛かり
  • 3階よりも上層階では水圧が弱くなりがち

 

お風呂のリフォームと合わせて給湯器を取り換えた方がいいケース

続いて、どんな場合にお風呂のリフォームと給湯器の取り換えを行った方がいいのかご紹介していきます。あなたのお家に当てはまるものがないか、確認してみて下さい。

3-1. 給湯器が寿命を超えている

まず、給湯器が平均的な寿命を超えている場合には交換をおすすめします。お風呂のリフォームと同時に交換することによって、次に選べる給湯器の幅も広がります。

ガス給湯器なら5~8年、電気温水器なら10年、エコキュートなら10~15年が寿命です。これらの年数を超えて使用していると、いつ壊れるか分かりません。

ちなみに壊れてからの修理は急を要するうえ、お風呂や温水の使えない時間が伸びるのでおすすめしません。是非壊れる前に、前もって交換をしておきましょう。

3-2. 新たに追い炊き機能や床暖房を付けたい

給湯機能のみの給湯器から、追い炊き機能付きの給湯器に変えたいという場合は給湯器の交換が必須です。

追い炊き機能を付けるには専用の配管が1本増えるので、お風呂だけでなく給湯器側のスペックも変えなくてはいけないのです。

またあまり知られていませんが、床暖房機能付きの給湯器というのもあります。

近年、給湯器から出るお湯を床下に流すタイプの床暖房が人気です。お湯の力でじんわりとムラなくあたためるので、快適度が高いのです。

他にも浴槽暖房乾燥機など機能を追加したい場合は、給湯器の交換も必須になります。

3-3. 光熱費・工事費を安くしたい

給湯器もいずれは壊れるものです。そのため、お風呂のリフォームついでに交換してしまえばトータルの工事費が安くなることもあります。別々で工事を行うと、それぞれに作業員の人件費がかかるからです。

またお風呂や給湯器を変えることでエコ性能が上がり、月々の光熱費が抑えられる傾向にあります。同時に工事を行うと初期費用はかさみますが、より一層節約効果が高まるのです。

月々の浮いたお金で、初期費用の回収も楽に出来る場合があります。

3-4. 新たにユニットバスへリフォームしたい

元々のお風呂がユニットバスではなく、新たにユニットバスへリフォームを行う場合は給湯器の交換も同時に必要です。

ユニットバスへリフォームするとなると、配管の配置や間取りなどを変更する場合もあります。

また元のお風呂は全て壊して基礎から作り直すことがほとんどです。

そのため、給湯器もそれに合わせて交換する必要があります。

3-5. 家族構成が変わった

特に給湯器の不調がなくても、家族が増えるようなことがあれば交換をおすすめします。

お子さんが育っていくにつれて使う湯量は増えます。そうなると既存の給湯器では対応できなくなってしまうこともあるのです。

特に女性の場合は、シャワーに多くのお湯を使う傾向にあります。

家族構成にあった給湯器を使うことで、長く快適に使うことができます。

 

給湯器の選び方

続いて自宅に適した給湯器の選び方についてご説明します。

4-1. 機能

最初に考えるべきは、必要な機能です。ただ湯はりをするだけの給湯器でいいのか、もしくは追い炊き機能もつけたいかどうか検討しましょう。

湯はりだけの機能ならどんな給湯器でも問題ありません。

追い炊き機能をつけたい場合は、ガスと電気のどちらがお得か比較検討すると良いでしょう。

また、追い炊き機能にさらに床暖房や浴室乾燥をつけたいという場合。この場合は電気温水器かエコキュートがおすすめです。

4-2. 設置場所

続いて設置場所です。給湯器を置くスペースが広く取れない場合、ガス給湯器か瞬間式の電気温水器を選びましょう。

これらは置き場所を選ばず、ちょっとした場所に取り付けることが出来るのでスペースが無くても導入できます。

一方、作ったお湯をためておく貯湯式の給湯器は非常に場所を取ります。特にマンションなど集合住宅の場合は導入しにくいかもしれません。

4-3. 家族構成(使うお湯の量)

続いて家族構成です。給湯器は使うお湯の量に合わせて選ぶ必要があります。

適した人数の表記は、給湯器の種類によって異なります。

例えば瞬間式給湯器の場合、対応容量は「号」という単位によって表されます。1〜2人家族の場合は16号、2〜3人家族なら20号、4〜5人家族には24号というサイズの給湯器が最適です。

一方、貯湯式給湯器は貯められる湯量によって表記されます。2~3人家族の場合は300ℓ、3~4人家族なら370ℓ、4~5人家族には460ℓという容量のものが最適とされています。

4-4. 価格

自分の家に適した給湯器があらかた決まってきたら、複数の業者に見積りをもらいましょう。価格や工事費は業者によってかなり差があります。

そのため最初から1社にしぼらず、複数の業者に見積りをもらって比較することが重要です。

給湯器の価格はメーカー小売り希望価格よりも60%以上値下げされて出回っていることがほとんどです。

正規価格に惑わされず、安くて確かなものを選びましょう。

 

業者の選び方

最後に、給湯器とお風呂のリフォームを依頼する業者の選び方についてです。

5-1. 必要な資格を保有している

給湯器を取り付けるには、特定の資格が必要です。

たとえば「給水装置工事主任技術者」ガス給湯器の場合は「ガス設備士」という資格も必要になります。

こうした資格を持っているうえ、実務経験も豊富なリフォーム業者に依頼するのが良いでしょう。

5-2. 適切な価格を提示している

複数社から見積もりをもらうと、だんだん相場が見えてきます。その中でも、出来ればより安いところにお願いしたいものです。

しかし安すぎる場合はかえって疑問を持つことが重要。

必要な工事を基本料金に含まず見積りを作成し、後から追加料金として請求する悪徳業者もいるからです。

見積りをもらったら全て内訳を詳しく説明してもらいましょうしっかりと内訳を説明してくれない場合は、あまり信頼できる業者とはいえません。

5-3. アフターフォローがある

リフォームや給湯器の取り付けは、完成してそれで終わりではありません。正常に稼働してからも、あらゆるトラブルが起こる可能性があります。

そんな時にしっかりアフターフォローまでしてくれる業者を選ぶと安心です。

万が一の時の連絡先や、保証期間がついているかどうかなど確認しておきましょう。

保証のない業者は、いくら初期費用が安くてもあまりおすすめできません。

 

まとめ

お風呂のリフォームと給湯器についてご紹介しました。

お湯を使うのは日常生活において欠かせないことです。

そのため、お風呂のリフォームも給湯器の交換も不足なく行いたいですよね。

是非今回の記事をご参考に、失敗のないリフォームを行ってください。

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